先月の夕刊に、「現状に安住することなかれ」という副題で安藤忠雄氏の記事が掲載されていた。
「若い人が作る新しい建築を見ると、どきっとして不安になる。これが仕事を続ける原点です」と言う。 不安は刺激になり、現状に安住しない緊張感を生む。 夜、仕事を終えた後にスポーツクラブで500メートルほど泳ぐとのこと。
「体力を維持しないと緊張感も維持できない」 身一つで道を切り開いてきた氏らしい言葉だ。 ぼくも安藤氏に負けないくらい、連日スポーツクラブに通っているのだが、のんびり安住を貪ってしまう凡人なのである。