新年になると、歳時記が気になってしまうが、年首に松飾のある期間が「松の内」。普通は7日までだが、地方によって異なるそうだ。
江戸では「松飾り明七日朝取り申すべき事」という町触れが出て、六日の夕方松を納めるようになったが、関西では一五日までである。 もっとも、昭和30年頃からは門松を飾ることは一般の家では少なく、注連飾り・輪飾りを取り払うにすぎないことが多い 「門松」は松が千年の齢(よわい)を保つと言う伝説にちなんで、新年に長寿を願って飾ったという。
徒然草にも「かくて明けゆく空の気色、、、、大路のさま、松立てわたして、はなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ。」とある。