敷地は商店街が途切れたあたりの住宅地に位置した4人家族の小住宅。平面的には広がりを確保するのは難しいため、空間の容積を最大限大きくしてゆとりを持たせました。さらにガレージの上を半外部スペースとしてグレーチングデッキを架け、プランとしてはL字型にしています。この切り取られたゾーン(デッキ)と居室との連続感が、視覚的にも面積だけでは想像出来ない広がり、ボリュームを感じさせます。道路側の外観はガルバリウム鋼板(亜鉛メッキ素地、縦リブ)とし、その形状が建物のファサードとしてモダンで新鮮な表情を供しています。
掲載誌:[新しい住まいの設計]2006/4月号
「世界で一番自分らしい家 4」