吹抜土間+OMソーラー

建築地
京都府
敷地面積
296.82㎡
床面積
145.35㎡
構造
木造在来工法
規模
地上2階
竣工
2019年

<設計趣旨>
旧街道に面した元商家の建て替え。敷地、建物共に広くゆったりしています。
奥行の長い長方形プランで、緩勾配の片流れ屋根に一部OMソーラー集熱パネル設置のため越屋根を載せています。玄関を入ると南側は奥まで幅広のタイル土間が続き、手前でL字型に北へと抜けていきます。土間は居住スペースLDKと外部とのバッファローゾーンとなり、夏の日射を和らげ冬季はタイル面に蓄熱した暖気が上がり、さらに床暖房も合わせて快適性を確保。また2階までの全面吹抜でダイナミックな空間です。
LDKは土間と一体のワンルーム空間ですが、床は15CM上げてフローリング貼り。キッチンとダイニングテーブルを同じ高さで揃えてすっきりさせています。北面はリビングからダイニング・キッチン収納まで連続した造作が心地良さを演出。
土間の2階はスノコをコの字型に設けてぐるりと回遊出来、一部インナーバルコニーを設けました。
奥には緩やかな曲線階段がアクセントになります。

<掲載誌> 京都府建築士会:京都だより2022年2月<掲載誌>

玄関ホールは幅広の扉が設けられ、縦軸回転で開きます。上部にはトップライトを設けました。

タイル貼の土間から一段上がったフローリング貼りのキッチン・ダイニング・リビング。カウンター・テーブルは同じ高さで伸びやかに続きます。

収納棚やディスプレイ棚のデザインです。

2階への曲線階段が伸びやかに感じられます。

吹抜の土間上部は回遊出来るギャラリーのような空間です。