横浜市郊外の遊歩道に面した緑を借景に出来る恵まれた立地条件です。
全体の構成はパティオを中心にして縦割りに2世帯を配置。主世帯の地下はリゾート風のゲストルームとバスルーム、天井の高い書斎兼音楽室。屋上には東屋に足湯、菜園を設けています。1階は広くゆったりとしたLDKと和室コーナー、玄関から入ると高さ6Mの吹抜、大開口のガラスのアトリウムと非日常的なスペースが広がります。外観は大規模で要素が多い条件をコンクリ ート打ち放しのフレームと白壁ですっきりとまとめて、複雑過ぎないように工夫して奥行き感を表現。内部は焦げ茶色の板張りをアクセントにしたホテル風のインテリアとしました。
[掲載紙]「Memo メモ・男の部屋 5月号」(ワールドフォトプレス)
「HOUSING 2018年1月号」
コンクリートのフレームで構成したエントランス側外観。 右端の画像は主世帯側の夕景
[左] 遊歩道側の外観 [中央]駐車場上部は強化ガラス貼りテラス [右]主世帯エントランス
エントランスは左側が地階から屋根まで吹抜で光が注ぎます。クロゼットは中央に飾り棚、下部は浮かせて砂利敷。ドアを開けると奥まで抜けていて、遊歩道が見えます。
リビングダイニング・キッチン+和室コーナーで床は大判のタイル敷です。キッチンはシンクだけダイニングに対面のアイランド。遊歩道側のサッシは全開口で豊かなグリーンが見えます。庭側の土間ギャラリーとの間にはローカウンターで緩く仕切り、地階から続く階段も取り込み開放的なスペースです。
地階はゲスト用のスペースですが、パティオ・ドライエリアから自然光が入ります。廊下は玉砂利敷きに御影石の飛び石で赴きを演出。寝室兼寛ぎの間は畳敷き、ミニキッチンやクロゼットも備えました。バス・パウダールームは独立したバスタブ、壁・天井は桧板張りと快適なリラックス空間。
屋上は半円形の砂利洗い出し仕上げの床にベンチと足湯を設けました。周囲は植栽スペースで快適なルーフガーデンのリラックススペース。