半地下のオーディオ&シアタールームと生活空間を東西分離し、中間部分の階段とホールを開放的な吹き抜けにして、両者をつなぐ緩衝ゾーンにしています。全体は「和」のイメージでデザインしたが、外壁も室内も素材と色合いを使い分けて明確に対比させアクセントをつけました。半地下は深みのある色で落ち着きを持たせ、ホールは和風ギャラリーのような空間に。海を眺望できるダイニングキッチンはルーフデッキへと連続させ、カフェテラスのような開放感をもたらしました。
◆雑誌掲載「長閑(ニューハウス)」
道路側は濃い茶色の縦板張り、一番奥は半地下RC打放しのオーディオルームで、上部はダイニングキッチンです。 中間のゾーンは開口部の大きい白壁の階段ホールが接続空間として中間を繋いでます。玄関ポーチの夕景では、大きな開口部から明かりが内部を浮かび上がらせます。
ダイニングよりルーフテラスを見ると、3方が開口部で開放感のあるアイランドキッチンで、ダイニングからは海が眺望出来る明るいスペースです。床は 焦げちゃ色のフローリング、垂木と白壁が対照的なダイニングです。キッチンの腰壁は漆喰風の塗壁です。
「半地下のオーディオ・シアタールーム」半地下の鉄筋コンクリート造と内側の150~300mm厚の高密度グラスウールで遮音・吸音性能は非常に高くなっています。床は紫檀のフローリングと砂利入り土間仕上げ、壁は珪藻土、格子や棚も濃い茶色で、広さは30帖とゆったりと篭って音楽、映像を楽しめる本格的なスペースになっています。
趣味の写真用暗室で現像・焼付けが出来ます。 右側は書庫兼読書室です。