豊田空間デザイン室

日々のこと
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『建築が見る夢・・・野太く前衛的』

updated: 2008年7月24日

 今日は暑い中、世田谷・板橋の現場を廻り、再び帰り道なので世田谷美術館で「石山修武展」を観た。今日のブログのタイトルは展覧会テーマと昨日の夕刊のそのままではある。
「回顧展はいやだった、満足なものを建てたという気分はないので、、。」という言葉通り、まだまだ前衛であり続ける64歳の氏のエネルギッシュでチャレンジしていく姿勢に仕事の疲れも忘れて見入った。実作だけではなく、スケッチやドローイングは建築家というよりはアーチスト。いや、もはや建築とアートとい領域分けなど無意味とも思う。
「合理的でしゃれたごく普通の依頼は最初からやるつもりはない」と言う。石山流は「前へと突き進んでいく姿勢で、くたくたになりながらも生き生きとする」ということ、、。
今日は石山氏が美術館にいたが、敢えて?声はかけなかった。自分自身の「世田谷村日記」(青葉村か嵯峨村か、、もしくは湖西村日記かはわからないが・・)が歩み始めたときに話をしてみたいと思う。その日がくるかどうかはまだ答えはでていないのだが、、。