豊田空間デザイン室

建築ノート
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『湖上の家、土中の家』 益子義弘

updated: 2011年4月10日

 副題は「世界の住まい環境を測る」 本のタイトルと表紙の柔らかいタッチのスケッチに引かれて読んだ。内容は余り欲張らず、イラン・ペルー・スペイン・ベトナムの民家のデザイン・サーヴェイである。 住まいとは、気候・風土に応じその地域ならではの素材である石や土・葦そして木で構築される。地域によっては、地中へあるいは洞窟のように掘っていく。それとは対照的に湖に船のように浮かばせたり、、。 住まい方の多様性と原点を感じさせてくれる本である。