横浜市青葉区の閑静な住宅地で、西側には遊歩道や公園があり快適な住環境の心地よいところに立地しています。計画に当たっては、この良好な敷地環境を生かすようにデザイン。遊歩道は公園がに隣接し、子供達が玄関から庭を通って公園に遊びに行ける環境です。公園からの視線は避けつつ、上部の窓からは遊歩道の緑が見える様に検討。子供達の食事を大切にしているので、キッチンは余裕を持って使いやすく、家で図面を書いたりする仕事をすることも多いため、キッチンと仕事場は行き来がしやすいプランです。リビングのロフトは構造的に必要ですが、植物を飾るパーゴラのように使えて、子供さん達の遊び場にもなります。建物の構成は2階は開放的なワンルームのLDKとワークスペース、広いルーフテラスといったパブリックな場としています。1階については、ゲストルームを兼ねた和室と主寝室、子供室、水回りというプライベートな場になっています。和室は両親が遊びに来た時、泊り客を考慮して離れのようにしました。外観はシンプルに片流れの大屋根を掛けて、道路側ルーフテラスの部分をカットして抜け感を表現。外壁は黄土色の塗壁と一部は板貼りの落ち着いた組み合わせで、親しみを感じる外観にしました。
(スタッフ自宅で基本デザインと設計監修をしました)
[ 遊歩道側外観( 西面)] 西側は遊歩道と公園があり、自然豊かな心地よい住環境です。「玄関ポーチ(階段)」敷地の高低差があり階段を数段上がると玄関になります。板張りの外壁が突き出し、内部へと誘うようなイメージになります。「玄関ドアを開けて内部を見る」
「玄関ホールと和室への廊下」玄関から廊下までタイル貼りの土間が続き、和室は離れのようになります。「玄関から廊下、階段を見る」廊下は奥まで土間のタイルが連続して、外部からの延長のように感じられます。階段はスチールを紺色に塗装して、すっきり見せています。
「ダイニングよりキッチンを見る」ゆったりした快適な対面キッチンです。白いタイル貼りとオリジナル造作キッチンです。
「キッチンからダイニングを見る」 「キッチンより奥のパントリー」 「キッチンよりロフトを見る」
「ワークスペースのデスク側を見る」ワークスペースはキッチンの裏側で、家事の合間にスムーズに行き来が出来ます。長さ3.6mのロングデスクで快適にデスクワークが出来、横長の開口部からは手元に程よい光が入り、遊歩道・公園が見えます。上部はデスクに合わせて収納量のある書棚を設けています。
「リビングよりルーフテラスを見る」左側(北面)は目隠しを兼ねた板張りの壁が1階から連続して立ち上がってます。1枚の大きな屋根がテラスまで繋がり、くり抜いた形にして化粧梁を掛けています。
「ロフト」ロフトの床は根太を間隔を空けて設け、ブリッジのような、リビングから見上げるとパーゴラのようなイメージになります。部屋としての使い方ではなく、高い天井の空間に視覚的な伸びやかさを感じさせます。ロフトですが根太の間隔を広げているので、リビングへのパーゴラのようにもなります。「ロフト端部からの見返し」見下ろすと2階全体がダイナミックに見渡せます。キッチンを見下ろし、ワークスペース上部の三角窓越しに公園の緑が見えます。「ロフトよりキッチン・ワークスペースを見下ろす」
「和室(ゲストルーム)」半畳の縁無し畳と吊り押入れ下部からの光で、すっきり離れのように落ち着いた部屋です。「主寝室」クロゼットはベッドスペースとの仕切りの壁の両端から出入り出来て、便利な動線です。