古くからの住宅地での建替えで、敷地は前面道路から約2.5mの高低差があります。計画に当たっては建物をシンプルに4つのboxとstageに明確に構成。
内部は容積の大きいワンルーム空間で、間仕切りは無く建物本体であるbox-1に3個の立体を嵌め込み、更に3方が壁から独立した2Fの床をstageのように浮かせています。外部は大きなガラス面から突き出した(あるいは外から半分貫入したような)金属のbox-2がファサードを構成。
住宅としての要素を徹底してマイナスしていくことにより、単純な構成がむしろ多様なシーンをドラマチックに醸し出しています。
◆雑誌「住まいの設計」2010年11・12月号
◆雑誌「田園都市生活」2008年冬号
◆雑誌「Memo 男の部屋」2008年4月号
道路(北側)正面外観の昼間と夕景。コの字型ガラスのファサードに浮いた金属の箱がアクセントになり、夕景では内部のシルエットが浮かび上がります。