日本建築士会連合会の会誌:3月号「旅から旅絵」

日本建築士会連合会の会誌:3月号「旅から旅絵」

「旅から旅絵」にベトナム:ホイアンのスケッチが掲載されました。

ベトナムの港町 ・ホイアン小さい国なので移動はし易く、ハノイから出発してホイアンまで10日間程度の旅でした。ホイア今月号はアジアで、ベトナムの旅について書きます。ポルトガルのように南北に長くて、比較的ンはベトナム中央部に位置する海辺の都市で、チャンパ王国時代からの港町としての運河が巡る長閑な所です。スケッチした建物は日本橋(来遠橋)という名で、1593年に日本人によって建設されたとも言われ、町のシンボルになっています。木造の屋根付き橋で中には小さな寺院があるという、橋であり建物でもあると言う珍しい不思議な建築です。 フィレンツェのポンテ・ヴェッキオも同様に橋と建物が一体になっていますが、スケールや形はかなり違います。また、旧市街地は約450軒の木造の古い家屋が建ち並び、18世紀以来の佇まいが残っています。中国風寺院、フレンチ コロニアル様式の建物、ベトナム風、日本風とさまざまな時代と様式が独特の雰囲気を形成して、不思議な風景を醸し出しています。ホイアンもポルトと同様に街が世界遺産に登録されていて、ヨーロッパとアジアという地理も歴史も全く違いますが、海に面した南北に長い国、古に栄えた港町の鄙びた味わいのある郷愁が感じられます。