豊田空間デザイン室

建築ノート
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『ガラスの目覚め…ファンズワース邸』-1

updated: 2008年9月30日

コルビュジェの次というわけではないが、近代建築の巨匠としてミースを取り上げないわけにはいかない
 後に「鉄とガラスの魔術師」と呼ばれるミースにより、この別荘が完成した時、ファンズワースは「森の中にガラスと鉄の神殿が浮かんでいるようだった」と言っている。
 私も建築学科に入った頃、8本の白色のH型鋼で支えられたこの作品を写真で観た時、緑あふれる自然と対照的な美しいガラスの箱に魅了された
そして、ドイツから亡命してきた51歳のミースと、施主である独身で34歳の女医のファンズワースが、この20世紀を代表することになる住宅の建築を通じて、恋に落ちたことは有名な話でもある