豊田空間デザイン室

建築ノート
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『住居の発見』

updated: 2008年8月30日

吉阪隆正集-1「住居の発見」を昨日読み終えた。今回は2度目の再読で1回目は24年前。この本の後半は「住居学汎論」で実際に書かれたのは1950年なので、実に半世紀以上前と言うことになる。
 戦後まもなく、まだ復興途上にあるとも言える時期なので、その時代ならではの背景もあるが、それはそれとしても「住居」に関して現在読んでも普遍性のある原理が感じられる。実に60冊以上の本を読んで、それを自分の世界観で纏め上げているのが並々ならぬことである。 折々に深い示唆を受けた言葉を書きとめていきたい